受験屋本舗さかた塾

2017年度尾道新規開校・東京大学現役合格講師による直接対面授業の難関大学専門塾

今年度のお仕事と新年度に関して。

ベネッセ進研ゼミ 高1チャレンジ4月号にて、新形式国語の解説講義を担当しております。今後も続く講義なんですが、国語の記述どうしたらいいのかわからない!という人に最適かと思います。紙教材あり動画解説あり個別添削あり、と充実していますので、よろしかったら是非是非に。

市進ウィングネットでは広島大学英語の過去問解説講義を担当しております。お近くにございましたら是非是非に。一年分ずつ180分丸々みっちり解説しております。

その他神戸親和女子大学京都産業大学京都女子大学同志社女子大学神戸女学院大学神戸女子大学などの入試セミナー、岡山理科大・修道大学などでSPI対策講座、などなど。

今年度もいろいろがんばったなぁ、新年度に向けてもいろいろお仕事依頼頂いているので、色んなところでがんばりますです。

 

塾の方もしっかりがんばります。

新高1生もお申込みお問い合わせいただきありがとうございます。定員数は多めに取ってありますので、焦る必要はないかと思います。じっくりご検討いただければと思いますので、よろしくお願いいたします。

また、今年度は、高3生向けに世界史と日本史の講座を設置します。

月3回設定

受験世界史 火曜 20:30~22:00

受験日本史 金曜 20:30~22:00

受講料各講座 英語科在籍生 6000円(税込)

       社会科のみ受講生 8000円(税込)

詳しくはホームページをご覧頂くか、お気軽にご相談ください。

 

英語は昨年度の曜日からそのまま持ち上がりとなります。 この一年の経験を踏まえ、難度調整・カリキュラム調整をしつつ、新しいことにも取り組みつつ、がんばります。この地域の難関大志望者の力に少しでもなれればと思いますので、よろしくお願いいたします。

卒業後に読んでおきたい本リスト

大学入学までに読んでおきたいリスト

苅谷剛彦『知的複眼思考法』

戸田山和久『論文の教室』

横山雅彦『ロジカル・リーディング』

西原理恵子『この世でいちばん大事な「カネ」の話』

瀧本哲史『ミライの授業』

永松茂久『斎藤一人の 道は開ける』

E・T・ベル『数学をつくった人びと』

飲茶『史上最強の哲学入門』

E・H・ゴンブリッチ『若い読者のための世界史』

魚川祐司『だから仏教は面白い!』

森田真生『数学する身体』

松岡正剛『17歳のための世界と日本の見方』

花村太郎『知的トレーニングの技術』

 

 

こだま『ここは、おしまいの地』

最果タヒ『きみの言い訳は最高の芸術』

円居挽『丸太町ルヴォワール』

北村薫『スキップ』

吉田篤弘つむじ風食堂の夜

アゴタ・クリストフ悪童日記

 森見登美彦夜は短し歩けよ乙女

初野晴『1/2の騎士』

カレー沢薫『ブスの本懐』

乙一『失はれる物語』

恒川光太郎『草祭』

有川浩『キケン』

辻村深月スロウハイツの神様

本谷有希子『嵐のピクニック』

野﨑まど『[映]アムリタ』

藤野可織『おはなしして子ちゃん』

舞城王太郎世界は密室でできている。

大澤めぐみ『6番線に春は来る。そして今日、きみはいなくなる。』

堀江敏幸『回送電車』

柴崎友香『その街の今は』

円城塔『これはペンです』

木下古栗『金を払うから素手で殴らせてくれ。』

 

とりあえず買っておいとくと良い本

読書猿『アイデア大全』『問題解決大全』

大西泰斗『一億人の英文法』『英単語イメージハンドブック』

あと国語便覧と理科社会の資料集。

高3最後の授業

高3最後の授業でした。難関英語では、学問をするとはどういうことなのか、僕なりの学問の話をするために、ジェンダー論に関わる後期日程の問題と、森岡正博『書かれなかったジェンダー論のための前書き』を扱いました。

https://t.co/15E6gPIghL

僕の関心はジェンダー論ではないですが、これは、生きていくとはどういうことか、学問をするとはどういうことか、人はどういう問題を抱えていてどうあるべきか、に対する僕なりの答えに極めて近接するものです。自分の文章で語らないのはずるいけれど、ぜひ大学に入る前に読んでほしい。

どうか自己を肯定するための自己否定の戦いを続けてください。その泥沼の先に、光があることを願って、僕も戦っています。人生に決着をつけるために。武運を祈っています。

得体のしれない新規の塾に来てくれてありがとう。熱心に聞いてくれて、リアクションも良くて、君たちは本当に有り難い子たちでした。信頼してくれてありがとう、未だ熟さない僕の学問について来てくれてありがとう。どうか、輝く未来を。

「私たちに先立つ者たちに祝福を与えてきた力の源よ、私たち自身の人生に祝福を与える勇気を見いだせるよう助けてください。」

www.huffingtonpost.jp

 

しかし、秘訣をお教えしましょう。誰もそれを始めたときは知らないんです。アイデアはいきなり完成形でやってきたりしない。それについて取り組んでいるうちにだんだんクリアになってくるんです。とにかくまずは始めなくては。

 

ほんとに素晴らしいスピーチなので、ぜひ見てほしい。

様々な面で示唆があり、刺激がある。

高校生の進路相談をしていると、大学と学部までは決まっている人が多いけど、その先の仕事となるとすごく漠然としたイメージしか持っていない人が多い。

決まっていても、それは本当に君がやりたいことなの?その職業を通して何をしたいの?と思うことが多い。

現実的なものもそれは価値のあるものだけれど、もっと大きなビジョンを持ってほしいな、という思いもある。

 

どんな世界が理想なのか。

どんな人に囲まれていたいのか。

将来の自分の目に見える景色がどんなものであってほしいのか。

 

望む世界に変えるために何をすればいいのか。

 

世界は自分の思いの通りになる。そうした確信がつぶされている。

どうせ何をしたって無理だ、って思いこんでしまって、未来へのビジョンが描けない。

 

そんなことはないんだよってことを伝えてあげたい。

 

そして、たとえそれがうまくいかなかったとしても、あなたの理想をぶち上げて、その壁にぶち当たったその経験は、誰にもなしえないあなただけのものだ。

 

努力をすれば変えることができる。

知識があれば変えることができる。

 

そのための不断の努力を。

まだ見ぬ世界の片隅のだれかを、あなたの力で幸せにしてあげてほしい。

いまのあなたの勉強は、いまのあなたの努力はそのためにある。

 

あなたのなりたいだれかは、ちょっと疲れたからと休んでしまう人?

あなたのなりたいだれかは、なぁなぁで妥協して良しとしてしまう人?

 

あなたのなりたいだれかは、どんな人だろうか。

まだいまのあなたには、そうなれないかもしれない。

でもそこにそうなろうとする意志のベクトルがあれば、あなたを導いてくれる。

 

あなたのなりたいだれかになって、あなたになりたいだれかを生み出してほしい。

あなたのなりたいだれかになって、あなたのおかげで幸せになるだれかを生み出してほしい。

唯一無二の価値を持つ自分になれるように、僕らは遠くはるかな北極星を心にもって、航海をする。

嵐よ荒波よ来い。

そんな風では、そんな波では、私の目標は砕けない。

 

大修館新全訳古語辞典

わたくしが関わっております、新全訳古語辞典が全国各地の大規模書店さんで大展開されているようです。

本当に良い辞書なので、高1から受験生までぜひぜひに。

隅から隅までしっかり使える辞典です。

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写真は広島丸善ジュンク堂書店。

おれの100冊

卒業生にむけての、読むと面白いよ!やべえよ!という本たち。

こんなかからどれ読んでも面白さ間違いなし!好みはあるけど!という珠玉の本たちです。順番にはとくに意味がないので、なんか適当に選ぶもよし、気になったタイトルから読むもよし。100冊とも全部いいわ~。うっとり。

 

1. 『義経はここにいる』井沢元彦
2. 『猿丸幻視行』井沢元彦
3. 『キッチン』吉本ばなな
4. 『TUGUMI吉本ばなな
5. 『フラニーとゾーイーサリンジャー
6. 『ライ麦畑でつかまえてサリンジャー
7. 『汚れつちまつた悲しみに』中原中也
8. 『銀河鉄道の夜宮澤賢治
9. 『彼岸先生』島田雅彦
10. 『スキップ』北村薫
11. 『空飛ぶ馬』北村薫
12. 『芝生の復讐』リチャード・ブローティガン
13. 『街でいちばんの美女』チャールズ・ブコウスキー
14. 『拳闘士の休息』トム・ジョーンズ
15. 『夢みる宝石』シオドア・スタージョン
16. 『季節風 春・夏・秋・冬』重松清
17. 『幽霊たち』ポール・オースター
18. 『悪童日記アゴタ・クリストフ
19. 『ノワール・レヴナント』朝倉秋成
20. 『ミシン』嶽本野ばら
21. 『デウスの棄て児』嶽本野ばら
22. 『いま、会いにゆきます』市川拓司
23. 『クビシメロマンチスト西尾維新
24. 『ダブルダウン勘繰郎/トリプルプレイ助悪郎』西尾維新
25. 『水没ピアノ佐藤友哉
26. 『デンデラ佐藤友哉
27. 『好き好き大好き超愛してる舞城王太郎
28. 『世界は密室でできている。舞城王太郎
29. 『失はれる物語』乙一
30. 『ZOO1・2』乙一
31. 『GOTH』乙一
32. 『死者のための音楽』山白朝子
33. 『神様』川上弘美
34. 『センセイの鞄川上弘美
35. 『キぐるみ』D[di:]
36. 『ぼくのメジャースプーン』辻村深月
37. 『スロウハイツの神様(上・下)』辻村深月
38. 『トリツカレ男』いしいしんじ
39. 『詩羽のいる街』山本弘
40. 『夜市』恒川光太郎
41. 『感動力』平野秀典
42. 『東京バンドワゴン小路幸也
43. 『夜は短し歩けよ乙女森見登美彦
44. 『宵山万華鏡』森見登美彦
45. 『さようなら、ギャングたち』高橋源一郎
46. 『雪沼とその周辺』堀江敏幸
47. 『回送電車』堀江敏幸
48. 『わたくし率 イン 歯ー、または世界』川上未映子
49. 『愛の夢とか』川上未映子
50. 『[映]アムリタ』野崎まど
51. 『know』野崎まど
52. 『図書館戦争有川浩
53. 『キケン』有川浩
54. 『斎藤一人の道は開ける』永松茂久
55. 『丸太町ルヴォワール』円居挽
56. 『この世でいちばん大事な「カネ」の話』西原理恵子
57. 『神様のカルテ夏川草介
58. 『みちづれ』三浦哲郎
59. 『エムブリヲ奇譚』山白朝子
60. 『巷説百物語京極夏彦
61. 『残穢小野不由美
62. 『生きてるだけで、愛』本谷有希子
63. 『嵐のピクニック』本谷有希子
64. 『夢をかなえるゾウ』水野敬也
65. 『雨の日も、晴れ男』水野敬也
66. 『思いを伝えるとういうこと』大宮エリー
67. 『空が分裂する』最果タヒ
68. 『夜空はいつでも最高密度の青色だ最果タヒ
69. 『オウバア・キル』三角みづ紀
70. 『数学する身体』森田真生
71. 『雨の日も神様と相撲を』城平京
72. 『虚構推理』城平京
73. 『砕け散るところを見せてあげる』竹宮ゆゆこ
74. 『エレGY』泉和良
75. 『東京タワー オカンと僕と時々オトン』リリーフランキー
76. 『1/2の騎士』初野晴
77. 『つむじ風食堂の夜吉田篤弘
78. 『ジョーカーゲーム柳広司
79. 『告白』湊かなえ
80. 『「アリス・ミラー城」殺人事件』北山猛邦
81. 『MOMENT』本多孝好
82. 『蹴りたい背中綿矢りさ
83. 『17歳のための世界と日本の見方』松岡正剛
84. 『国家と「私」の行方 東巻・西巻』松岡正剛
85. 『吐田君に言わせるとこの世界は』渡辺浩弐
86. 『ウェハースの椅子』江國香織
87. 『わたしたちに許された特別な時間の終わり』岡田利規
88. 『愛の生活・森のメリュジーヌ金井美恵子
89. 『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』遥洋子
90. 『一億三千万人のための小説教室』高橋源一郎
91. 『Itと呼ばれた子』デイブ・ヘルザー
92. 『シーラという子』トリイ・ヘイデン
93. 『マリとフィフィの虐殺ソングブック』中原昌也
94. 『万能鑑定士Qの事件簿』松岡 圭祐
95. 『くっすん大黒』町田康
96. 『パン屋再襲撃村上春樹
97. 『姫君』山田詠美
98. 『儚い羊たちの祝宴米澤穂信
99. 『満願』米澤穂信
100. 『世界征服』至道流星

大修館新全訳古語辞典

昨年のお仕事が毎日新聞朝刊に載りました!オトナの学び直しにも最適!受験生ももちろん!超良い辞書なので是非お手元にどうぞ!語義解説例文解説の動画付き!

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阪田健太郎ヒストリー 大学生・社会人編

大学に入って、まず直面したのが、授業のつまらなさだ。

いまなら、楽しめると思う。ぜいたくな環境だったな、とうらやましくもある。1年数十万で最先端の研究者の話が毎週毎週何時間も聞ける。なんて素晴らしい環境なんだろう。

でもほとんどなんの準備もなく、心構えもなく大学に入ったぼくは、それがあまりにも思い描いていた大学の姿と違って、愕然とした。

最先端の学問を面白く熱く話してくれると思っていたのだ。知的好奇心が刺激され、わくわくするような学問が待っていると思ったのだ。自分の学問なんかなかったくせに。

いまならわかる。教授は研究が専門で教育はおまけ。あくまでもその背中を見て自分で育っていかなくてはいけない。

あまちゃんだった僕は、すぐに目的を見失った。

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阪田健太郎ヒストリー 高校生編

高校生になって、あいかわらず英語ばかりやっていた。ボランティア活動やジャグリングなどにも手を出して、放課後がとにかく楽しかった。たくさん本を読んで、いろんな人と出会い、人生で最も社交的な期間だったかもしれない。大西泰斗先生や横山雅彦先生といった英語の神と崇め奉っている方の著作に出会えたのもこの頃だ。まさか参考書でわかりやすさに感激して涙を流すなんてことがあるとは思わなかった。おかげで実用一本だった僕の英語も文法や長文問題に取り組むための視座を持つことができた。学問の広さを知ることができた。今でも全著作を本棚の一番いい場所に置いてある。このお二方との出会いがなければ今の僕はいなかっただろう。

高2の終わり、そろそろ受験を考えなくてはいけなくなり、英語以外はポンコツだった僕は困り果ててしまった。英語の勉強がしたいから、 ICU(国際基督教大学)に行きたいなぁ、それか上智の比較文化(現在の国際教養学部)かなぁ、ほぼ英語だけでいけるし、と思っていたものの、私立で授業料も高いから家の事情的に難しい。そうなると国公立。東京外国語大学が国公立の英語系ではトップだからここに行きたい。でもここはセンターも2次も英語以外の科目もある。うーん。まぁ、受験勉強は始めなければならない。学校の授業はつまらないわからない眠いの三重苦でほぼ聞いていなかったため、塾に行かないといけない。経済的に塾に通うのは難しかったのだけれど、幸い進学校だったので、テストを受ければ特待生制度があるO州塾がある。なんとかテストを潜り抜けて塾に通うことができた。世界史のF元先生、日本史のK坂先生、化学のY崎先生、ろくでもなかった副科目が最終的に間に合ったのはここでの先生方のおかげだった。これまで何もわからなかった化学が世界史が日本史が、すっと整理できて納得できて、知ることの楽しさを再び取り戻した。一心不乱でノートをとった。とくに世界史のF元先生が大好きで、あんなにつまらなかった世界史が、何一つ理解できていなかった世界史が、がらっと姿を変えた。膨大な知識がロジカルに整理されていく興奮。数学だけは親に頼みこんで、代ゼミの西岡先生のサテラインを受けさせてもらった。これも圧巻だった。公式ばかりで何をどうすればいいのかわからなかった数学が、こんなに楽しいものだったなんて。こんなに奥深いものだったなんて。これらの授業は、とにかくすべてを吸収したくて、狂ったようにノートを取って、授業後に調べて書き足して、整理し直して、何度も何度も読み返した。深い霧に囲まれていたのが、ぱーっと晴れていくような感覚。納得して理解できて、問題もどんどん解けるようになっていく。勉強するってなんて楽しいんだろう。僕の職業はここで決定された。塾の先生になろう。こんな知的興奮を与えられるような授業をしよう。今でも授業をするときは、あの頃の自分が後ろで見ている。わくわくさせられているかな、と。一番厳しいジャッジがいつもそばにいる。あの憧れに追いつけているだろうか、あんな魔法を自分もかけてあげられているだろうか。

夏頃、学校の担任だったO橋先生から声をかけられた。「慶應の推薦があるんだけど、条件満たしてるのが他にいないから受けてくれないか」。授業中は英語読んでるかほぼ寝ている、という奔放な高校生活を送っていた僕をO橋先生は目をかけてくれていた。ボランティア活動やジャグリングや課外活動に精を出していた僕をいつもにこにこして見守ってくれていた。携帯電話を他の先生に没収されたときも、「要るんじゃろ、見つからんようにせえよ」と翌日返してくれた。うち受かっても行くお金無いっすよ、と答えたが、それでいいけえ、と笑って言った。学校推薦なので、まぁ順当に受かって、いざ一般受験となったときに、O橋先生は「東京外国語大学は単科大学で小さくて狭いから東大受けんさい」とこともなげに言った。いやいやいや、受かるわけないじゃないすか。「まぁ受からんかったら慶應行きんさい、奨学金もあるし」なるほど、そういう手もあるのか。たぶんそんなふわふわした感じで決まったような気がする。もうこの時から慶應に行く気満点だったのだ。慶應ボーイ。素晴らしい。

センター試験はめちゃくちゃうまくいった。職員室はなんで寝ているあいつが!みたいな騒ぎになったらしい(学校で受ける模試はめんどくさいから適当に済ませていた)。弟の代にもO橋先生によって語り継がれていたらしい。足切りの心配は無くなって、2次試験は普通にきちんと受けたけど(英語と国語は時間余ったから寝た)世界史日本史の論述対策も不十分だったし、数学も手応えなんかまったくなかった。だから合格発表の日も、日吉のガイドブックを見ていた。発表見て、慶應の申し込みをして、日吉で家を探そうと思っていたのだ。どうせ受かってないな、と確認するような思いで掲示板を眺めると、自分の番号があった。え?まじで?は?みたいな驚きがまずきて、そしてそのあと俺の慶應ボーイ計画が音を立てて崩れた。あまりにも落胆していたので、名物の胴上げにも声をかけられず、生協の案内も渡されなかった。親に報告の電話をすると、絶叫が返ってきたが、お先まっくらな僕はそっけなく返事を返しただけだった。進学校の嫌なところを見てきたので、もうなんかそういう勉強秀才が集まるところは嫌だった。嫌だったけど受かってしまったからには行かざるをえない。嫌味なようだが、本当に暗雲が立ち込めていたのだ。不動産屋へ行き、京王線という知らない路線を紹介され、仙川という場所で部屋を決めた。6畳の畳の部屋で、古い建物。マンションではない、アパートというよりは文化住宅に近い場所。そこそこ近くて安いところを探すとそういうところしかなかった。広島に帰ってきた。みんな喜んでくれた。O橋先生ももちろん喜んでくれた。結局今の僕があるのは、この大学選択のおかげみたいなところは確実にあるので(よくもわるくも)O橋先生には感謝をしてもし切れない。

中学受験以降、親との関係が悪くなっていて、家が大嫌いだった僕はなるべく早く家を出ることにした。3月末には引越しをして、東京に住むことになる。

このころには最高学府で学べることへの期待も出てきて、どんな学問が広がっているんだろう、とわくわくしていた。

引越した日は、3月末にも関わらず、例年になく寒くて、雪が降っていた。電気も水道もまだ通ってないまま、布団も届いてないまま、寒さに震えながら夜を明かした。ずっと夢だった、一人で牛丼屋にいくという偉業を達成した。大人の階段を一つ上った。寒くて眠れなくて散歩に出たら、駅前の桜が満開で、そこに雪が降っていて、幻想の中のような美しい景色がそこにあった。新生活の幕開けを神様が応援してくれているようだった。そのあと人生初の職質を受けた。大学名を言ったら態度が180度変わって、学歴の力を初めて体感した。

 

今でもあのときの不安とわくわくを覚えている。

これから何が待ち受けているんだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

プロ受験生になろう Vol.2 文房具編

プロ受験生の心がまえをもったからには、身の回りのものにもこだわっていきたいです。

神は細部に宿る。

プロの道具はこだわったものであるべきです。

机の周りは散らかっていませんか?

筆箱の中はごちゃごちゃになっていませんか?

ノートは統一されていますか?

 

精神を整えるのは周囲の環境。まずはそこからこだわって厳選していきましょう。

気に入った使いやすい道具はこれから並走してくれるパートナー。もっとも自分の身近で一緒にがんばってくれるものです。

 

まずは文房具編。

欲しいのはボールペンです。

シャーペンや鉛筆はテストのときだけで、普段使いはすべてボールペンにしましょう。

視認性が格段に違います。シャーペンだと薄いので意識しない見にくいですが、ボールペンであれば飛び込んでくるようになります。また消せないので(フリクションは書き心地がカリカリ引っかかるのでNG)、ノートをとるときに正確に書くことを意識するようになります。漫然と書き写すのではなく、理解しながらノートにまとめるようになっていきます。

そのボールペンもなんとなくそこらへんに転がっているものではなく、書きやすさ、発色を意識して選びましょう。

おすすめはSARASAの0.5。

 

 これを黒・赤・青・緑・オレンジの5色揃えましょう。

 

罫線を引くための定規も欲しいです。

おすすめはこちら。 

ミドリ 定規 アルミ&ウッド 15cm 濃茶 42258006

ミドリ 定規 アルミ&ウッド 15cm 濃茶 42258006

 

 定規なのにおしゃれ!カッターでも問題なく使える金属製!

まぁ定規は自分の気にいってるものでもいいですが、装飾がうるさくないシンプルなやつで。

 

あとは小型のカッターとテープのり 

 

 

コクヨ テープのり ドットライナー プチプラス 3個 タ-D910-07X3

コクヨ テープのり ドットライナー プチプラス 3個 タ-D910-07X3

 

 プリントや資料を切り張りするのに必要です。

なるべくノートに一括管理できるようにします。プリントをそのまま保管しておくと散逸してしまうので。

 

そして、それだけの切り張りをするためには普通サイズのノートだとスペースが足りません。

A4サイズのノートを準備しましょう。

サンノート ノート A罫 A4 10冊セット 1614

サンノート ノート A罫 A4 10冊セット 1614

 

 スペースが広くとれるので、大きいプリントもそのまま貼れるし、授業後に疑問点や調べたことを書き込める、優れものです。

少し高いので、これは重要!!という授業・参考書・問題集にはこれを使いましょう。そうでないものは普通のサイズでいいです。

問題演習期にも役立つので、ぜひ早めに手に入れましょう。

 

そしてこれらのものをきちんと収納できる筆箱。

パンパンにならなければ気に入ったものでもいいのですが、装飾がうるさいものは気が散るし、飽きがくるので、シンプルなものがいいです。

おすすめはこれ。 

コクヨ 立てて使えるペンケース F-WBF115D

コクヨ 立てて使えるペンケース F-WBF115D

 

 立てて使えるので、机の上でスペースを取らない!そして開いてペン立てのように使えるので、いちいちがさがさしなくていい!

 

 そして授業ごとのプリントを一時的にストックするためにクリアホルダーを多めに準備しておくといいです。

 

 

ここまで準備をしておけば、万全!

細部までこだわった勉強道具を揃えておけば、勉強意欲も高まってきます。

 

プロ野球選手がバットにこだわるように、プロのヴァイオリニストが高価なヴァイオリンを選ぶように、プロ受験生として自分が納得いく道具を丁寧に使っていきましょう。