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受験屋本舗さかた塾

2017年度尾道新規開校・東京大学現役合格講師による直接対面授業の難関大学専門塾

問題演習の罠

学習を進めていく中で大きなウェイトを占めるのが問題演習だ。

問題集や過去問などで実際に問題を解いていくことは確かに非常に大事なことなんだけど、たくさんの人が効率的でないやり方をしている。

 

基本的に理解しておきたいのは、問題演習をしている時間は、勉強時間には計上されないということだ。問題を解くことは勉強ではない。

どういうことかというと、問題を解いている時間というのは自分の頭の中にあるものを確認している時間だ。あくまでもただの確認で、その時点で何が吸収できているわけでもない。

なんだっけ〜と思っていたものを閃いて記憶が強化されることはあるかもしれない。

ただそれだけの話だ。

 

点数を上げていくのはまずインプットだ。

 

だから、

初期段階から問題を解くことにはあまり意味がない。

わからない数学の問題にいくら頭をひねってもインプットが足りなければ時間の無駄だ。まず解法ごと覚えるように目を通して、音読をして、頭に入れることが優先だ。英文法や社会科なんかはよりわかりやすいだろう。知らないことはアウトプットできない。

学習初期段階の問題集の使い方は、少し考えてわからなければすぐに解答を見てしまうことだ。そしてその解答をしっかりと理解して記憶すること。

 

学習が進んでいけば、その知識をどう使うか、という意味で問題演習が活きてくる。

ただここで、特に英語・国語で気をつけないといけないのが、解きっぱなしにすることだ。

なんとなく選んで、なんとなく答え合わせをして、全訳か解説をなんとなく納得して終わる。

こういう解き方をしている人が圧倒的に多い。

(解説が解説として機能していない場合もある)

この"なんとなく問題演習"の最大の問題は、とにかく勉強した気になることだ。地道なインプットよりも、楽に勉強した気になれる。センターや私大などは選択式だからなおさらだ。しっかり考えなくても答えが出てしまう。勉強した気になってしまう。そこで培われている力は、なんとなくを研ぎ澄ます第六感だ。超能力が覚醒すればセンターで得点できるかもしれない。

記述式が難しい、という生徒はたくさんいるが、選択式の方がはるかに難しい場合が多い。

そういう人は、要はきちんと考えて解答を選んでいないのだ。

なぜその答えになるのか、なぜ他の選択肢は間違いなのか、なぜその間違い選択肢が作られたのか、解答根拠となる本文箇所はどこか、間違えたならばなぜ間違えたのか、何を覚えれば次から間違えなくなるのか。

これをとにかく徹底して考え抜かなければ、問題演習の意味はない。この思考過程を経てこそ、自分の間違いや勘違いが浮き彫りになり次に活かすことができる問題演習ができる。

 

多くの人がただただ大量に問題を解き続けている。

 

だから成績が上がらない。

だからできるようにならない。

 

やり方が問題なんだよ。

頭の良い悪いじゃない。

 

苦手な人は、これまで間違ったやり方で来てしまったことが原因だから、それを直していこう。

 

大丈夫ちゃんと成績は上がる。

 

きちんとインプットをして、きちんと限界まで考え抜いて、誤答分析をして、またそれをインプットして。

 

そうして繰り返していけば、必ず伸びる。

 

残念ながらこれを知らないままで終わってしまう人、わかってはいるけどこの地道で大変なことから逃げてしまう人、受験生の中で悲しいかな非常に多い。

 

でもだから、ここで歯を食いしばってがんばれば、圧倒的に差をつけることができる。

 

そのくらい違うことなんだよ。

 

楽をせず、王道を、全速力でいこう。