受験屋本舗さかた塾

2017年度尾道新規開校・東京大学現役合格講師による直接対面授業の難関大学専門塾

あなたのレースが良い景色に恵まれることを、僕は祈ります。

 

発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術

発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術

 

 

 

ぼちぼちブログを書かないといけないな、と思いながらも、幾星霜。まともに書く気があるのか、といえばあるのですが、午前中は具合が悪くて寝込んでいるか、子供の相手をしたり、外部の仕事をこなしたりなど、授業前は準備があろうとなかろうと、そわそわしており、授業後は何も考えられないくらいに疲弊しているので、なかなかブログを書くことができないという長い言い訳をしつつ、冬は特に具合が悪く、なおかつ受験ど真ん中ですので、何もできず、そうこうしている間に春こそは!と思っていたら、新規の仕事で出張が相次ぎ、あっという間に春が過ぎ、もはや季節は初夏。さわやか〜。半袖?長袖?間をとって七分袖?みたいな気候になって参りまして、お昼なんかはぽかぽか陽気で、娘も散歩に行きたがり、「おいしいパン買いにいこーよー」(=パン屋航路)などというので、よ〜し仕方ないなパパ仕事があるんだけどな、などといいながらパンを買いに行き、チョコベーグルのうまさに度肝を抜かれた瞬間にこう思ったわけです。「お前はブログを更新せねばならない」。

 

まぁそれは違うんですけど、冒頭に上げた『発達障害の僕が「食える人」に変わったすごい仕事術』がすんごく良かったので、みんな読んでね!というお話で、これは書かねばならん!ならんし、これを書くことによって、またブログを更新する契機とせねばならん!ということを思い立ち、妻子の寝静まったこんな時間にMacbookノンアルコールビール片手に打鍵をしまくるという蛮行を遂行しているのであります。

 

当初、塾のブログということで比較的まともなことを書いていたのですが、その記事はほぼ消しまして、ほぼ何もない雑感を伝えるものになります。いいことはゆったりゆわなかったりします。

 

が、この本は素晴らしい。ということでAmazon書誌情報からですが、

 

うつでもコミュ障でも必ず成果は出る!発達障害だから書けた「弱者の戦略」

自分は「大人の発達障害」なのでは、と悩む人が多いなか、その解決策を具体的に示した本は少ないのが現状です。
本書には、発達障害当事者である著者が、試行錯誤と度重なる失敗の末に身につけた「本当に役立つ」ライフハックだけを詰め込みました。
発達障害の人はもちろん、グレーゾーンの人、仕事や人間関係がうまくいかない人にも役立つ1冊です。

●第1章 自分を変えるな、「道具」に頼れ 【仕事】
「かばんぶっこみ」こそが最強の戦略である
「バインダーもりもり作戦」で書類の神隠しを防ぐ
さらば、片づけ地獄! 「本質ボックス」と「神棚ハック」 ほか

●第2章 全ての会社は「部族」である 【人間関係】
人間関係の価値基盤「見えない通貨」
部族の祭礼「飲み会」は喋らず乗り切れ
共感とは「苦労」と「努力」に理解を示してあげること ほか

●第3章 朝起きられず、夜寝られないあなたへ【生活習慣】
「眠れない」あなたがやるべきたったひとつのこと
発達障害の僕でもできた、最強の「二度寝」防止法
身だしなみは「リカバリー」を重視せよ ほか

●第4章 厄介な友、「薬・酒」とどう付き合うか【依存】
コンサータを飲んでみた感想――ないと「事務ミスドミノ倒し」が発生
ストラテラを飲んでみた感想――僕は今飲んでいません
飲んでいい酒、飲んではいけない酒 ほか

●第5章 僕が「うつの底」から抜け出した方法【生存】
休日に全く動けなくなったらすべきこと
うつの底で、命を救う「魔法瓶」
自己肯定に「根拠」はいらない ほか

内容

自分は「大人の発達障害」なのでは、と悩む人が多いなか、その解決策を具体的に示した本は少ない―。そんな悩みを抱えていた著者が、試行錯誤の末に身につけたライフハックを詰め込んだのが本書です。「普通」には生きられなくても、食べていくことはできるし、生きていくこともできる。仕事や人間関係がうまくいかない全ての人のための「日本一意識が低い」自己啓発書。

 

 

目次を見ただけでよくあるライフハック系のものとは一線を画したものであることがびんびん伝わり、これはすげえ本を読んでいるんじゃないか、とまえがきで思い、終章までを読み、感動で体を貫かれていること間違いなし。全編に優しさに満ちた自己啓発書。

 

僕自身がうつ病というか、現状軽度の双極性障害パニック障害を持っていて、それは今でも格闘中なのですが、ADHD基質もあり、まさに対象そのものといった感じの人間なのもありますが、「普通」に馴染めない人、「普通」に振る舞えない人、そんな人でもなんとか生きていくためのTips集で。

ただそれでいいんだよ、と肯定するだけではなく、僕はこうやったらうまくいった、もしかしたら君にも効果があるかもしれない。少なくともこうやって試行錯誤してるうちになんとか生きていくことができた。生きていけば、「普通」に混ざっていきていくことができる。それが正しいことがどうかはともかく、生きづらい環境をなんとか耐え抜くことができるよ、と。

キャッチャー・イン・ザ・ライなんですよ。

それが馬鹿げていることも知りながら、デリケートな問題なので、批判が噴出する(twitterでのあり方もあるとは思うけど)のも受け止めながら、それでも書きたい伝えたいという思いがびしびし伝わってくる。(ビジネスとしての面は当然あるでしょうが。)

 

不肖このわたくしも、ライ麦畑の捕手になりたくて、学校教育になじめない子をなんとかしてあげたいと思っています。

 

昨年は開塾期ということもあり、ひとまず様子を見ながら、今僕ができる最大限のことをやろうと考えそれを実行しました。レベル感を模索しながらも、難関大学受験専門と割り切って、レベルを高めに維持しつつ。初年度、僕が想定していたよりもたくさんの子たちが来てくれました。だからこそ、それが目の前の子たちを救う助けにはなっていないんじゃないか、と思うようになりました。学年6人もいればいい、難関大学を狙う子はそのくらいだろう。意志の強い子だけくればいい。僕のここ尾道での役目は、難関志望の子で、この地域だと受けられないような内容のものをすることだ、と思っていました。でも実際に目の前にすると、そして日々しんどそうな姿を見ると、なんとかしてあげたいなぁ、と思うようになりました。学校の課題に追われ、部活に追われ、スケジュールはぎちぎちで、いつも疲れた顔をしている。なんだかそれは切なくて。(うちのメインの対象はほんとにすごいので)

もうちょっと寄り添おう、学校を楽にしてあげよう。もっともっと効率のいい、学校も受験もうまくいくようなカリキュラムを練ろう。難しいけど、それは僕ががんばればいい話で、去年の夏あたりから、教材研究をもう一度はじめて、カリキュラムを練って。ようやくここじゃないかな、というところを掴んだ気持ちでいます。今年から高1生は速単に加えて、学校教材を準拠にしています。これまでは速単オンリーで行ってたものを、教科書準拠を加えました。スタートは導入があったので、少し出遅れましたが、学校にキャッチアップして追い越します。予習の手間や復習の手間、テスト対策の手間を極力省けるようにしました。また、おそらく全体的に手薄になっている抜けている基礎知識・基礎技術もだいたい把握できてきました。昨年度は高2から、そのあたりはある程度できているものとして進めてきたのですが、そうではない子が多く見受けられたので、(地域差というのはほんとにあるもんなんだな、と実感しました)大幅に作り直して、学習ステップを見直しました。昨年の高2生、現高3生は大変しんどかったと思います。すみません。ただそれは無駄ではなく、今後基礎定着を経てしっかりと花開くものだと思っています。

単語に関しては妥協はできませんでした。集客を考えれば、学校と単語集を揃えた方がいいんですが、覚えにくいものや情報が不十分なもので進めるのは、最終的な運用力に大きく差が出るものだと考えていますし、複数の単語帳をこなし、とにかく様々な側面から暗記をすることのトレーニングは高1の段階から必要だと思っています。単語の定着は言わずもがな、それによって広がったキャパシティーが高3以降の暗記のブースト、副科の短期習得につながります。ここはこらえてがんばってください。

最適なものを提供できればと思っています。それでもなお届かない子はいるとわかっているものの、なるべく多くのしんどい思いをしてる子を、僕もそうだったから助けたい。勉強がつまらなかった、学校の授業が何もわからなかった、意味のわからない課題をとにかくやるしかない悲しみと無力感。そんなものからなるべく解放してあげることができればと願っています。(学校に対しての不満を述べているわけではありません。事情はそれぞれにありますから)

僕自身が勉強できなくて、なんとか乗り越えてきたその方法は、万人向けじゃないかもしれないけれど、多くの人を助けられるようにがんばってきたから、そこそこ自信はあります。それこそ、落とし穴をたくさん教えてあげることができる。僕は基本的に怠け者で、注意散漫で、いわゆる単調な勉強が大好きなわけでもありません(学問によって開ける世界は大好きですが)。授業以外の仕事も楽しいけれど、単調作業は今でも苦手です。それでもなんとかしようとがんばってきたそのノウハウはあります。気分の浮き沈みは激しいし、不安で不安でたまらないけれど、でもそれでもがんばって生きています。

 

だから、”あなたのレースが良い景色に恵まれることを、僕は祈ります。”

ありがとう。やっていきましょう。